2月24日、アンガーマネジメントファシリテーター仲間と共に、
京都の小学校へ行ってまいりました。
4年生にアンガーマネジメントをお伝えするために、
仲間のファシリテーターが学校から依頼を受け、
賛同した仲間11名が応援に駆け付けたという形です。
以前、野田小学校の授業に参加してくれた仲間も数人一緒でした。
1時間ほど前に現地入りし、準備をした後に全体ミーティング。
今回は、私もサポート側だったので、注意点を聞き、
リーダーが気持ちよく進行できるようにというのが役割。
全員顔を合わせての、意思統一が授業の良し悪しを決める訳ですよね?
ミーティングってとても重要です。
軽く体操もして準備は整い、生徒たちを待つことに・・・。
さて、生徒たちは皆とてもおとなしく、少し緊張した様子で静かに入ってきました。
先生の指示をしっかり聞く態勢が整っているんだなとすぐ感じました。
私が見てきた学校は、こんな静かな生徒は少なかったので、
単純に「エライなぁ〜」「授業やり易いだろうな〜」というのが第一印象。
10時40分からぴったり授業が始まりました。
2クラス合同授業ということで、4〜5人のグループが12組。
それぞれにサポートメンバーが入っての授業となりました。
1つだけメンバーの代わりに入って下さったのは、なんと校長先生。
後半のイライラお助け体操も、会場のど真ん中で一緒に汗を流して下さいました。
どの部分に子どもが反応するのか?を身近で感じていただけた気がします。
気持ちについて考えよう。
いろんな気持ちがあるけれど、自分が嫌な気持ちは受け取らなくても良い。
このことが、今回の肝だったと思います。
受け取るかどうかは、自由選択だということ。
この辺りを中心に生徒たちは学んだことになります。
補足として言うと、
アンガーマネジメントでお伝えしているのは、どうしても許せないとなった時、
怒った気持ちを相手に伝えても良い訳です。
イライラを、きちんと自分の言葉で伝えることも大事だということですね。
コミュニケーションを上手にしていくには、相手のことを思いつつ、
自分のこともきちんと解ってもらえる努力が必要です。
そのため、上手に気持ちのやり取りをしていこうね。
当たり前のことですが、実は、大人でも難しいことなので、
若い頃から気持ちについて考える時間というのは、やはり貴重だと感じました。
今回、私が大きく感じたのは、
地域や学校が違うと、雰囲気は全く違うこと。
担任は、授業を一緒に受けるより子どもたちの様子を知りたいんだということ。
この2つをサポートしていて感じました。
子どもたちの聞く態勢だけでなく、怒りに対する感じ方も違う気がしました。
怒った時、がんがん相手にぶつけて発散してしまう傾向にある地域と、
怒っても相手に言えず自分が悪いんじゃないかとひっこめる傾向にある地域。
もちろん、土地柄だけでなく、生きてきた環境も影響するとは思いますが、
現状に合わせた話を少し入れて考えてもらうというのは、とても有効だと思いますね。
また、私個人としては、担任も生徒と一緒に輪に入ってもらい、
ワークを共にすることで、子ども目線を共有してもらうのがとても大事だと思っていますが、
先生は、全体を見たいというのが本音なんだなと感じました。
それはそれで「有り」だと思うので、学校側と打合せをした上で、
学校側の希望を上手に活かしながら進めていくことが大切だと考えます。
学校と綿密な打合せをし、授業をしたリーダー。
そして応援した多くのサポートの仲間たち。
終わってから、仲間たちの感じる改善点が聞けたのも嬉しかったです。
準備段階からいろんな意見や考えがあって刺激的でした。
自分が企画し、学校と打合せ、授業を行うスタイルとは違い、
考えや思い、伝えたい部分やアプローチの仕方も少し違い、とても新鮮でした。
結局、やり方はどんな形でも、良いんですよね。
子どもたちが理解し、実践してくれれば、それが正解となりますもん。
どのように生徒たちが感じ、どのように活かしてくれるのか?楽しみです。
私も、今後、さらに解りやすく子どもたちにお伝えしていこうと思いました。
共有できたことをしっかり胸に刻み、次に活かしていきます。